AMISONJI 詳細説明

詳細説明 AMISONJI 

SDGs12「持続可能な生産消費形態を確保する」における主なターゲットのひとつに、2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減することがあります。 

 

私たちのAMISONJIは、その事例のひとつです。 

高級ニット製品の製造工場では、オーダーメイド品ジャストサイズのため、また機械生産による小さなキズ等、少しの編み損じも許されず、生産工程からは常に新品同様の一部分の廃棄衣料が発生しており、経営者は「もったいない」と頭を悩ませていました。 

この解決を図るとともに、SDGs12「つくる責任、使う責任」の具体化の観点から、「ひとつの町工場の事例」をソーシャルビジネスに発展させ、アップサイクルシステムを全国的に確立したいと考えました。 

 

1.プロジェクト開始時の状況 

SDGsてらすへ市内ニットメーカー経営者からの相談がきた。 

「大量のニット端切れや糸を廃棄して処分費用を支払っている。 

もったいない、納得できないごみであり、なんとか活用したい」 

 

そこで、私たちは、高品質なニット端切れの廃棄に対する経営者の問題意識を共有して、「もったいない」「何か活かす方法がある」として「あみそんじプロジェクト」立ち上げることにした。 

 

2.プロセス 

多職種の多様性あふれるメンバーが「あみそんじプロジェクト」に結集。 

アイデア出しミーティングを重ねる。 

目の前に廃棄処分予定のニット端切れを集めてみると、編み損じのためバラバラの色彩・素材・形状という制約に呆然とする。 

ミーティングを重ねる中でアイデアが出てきた➡6角形パーツに裁断。それをつないでベストにすることを決定➡サンプルづくり➡失敗の連続 

 

3.活動結果(アウトプット) 

試作を繰り返しながら、ついにオリジナル新商品、カラフルベスト20着を完成!!! 

宇部市ふるさと納税返礼品サイトなどで販売開始。 

 

4.成果(アウトカム) 

AMISONJIブランド立ち上げ、商標登録出願中(出願番号:商願2021-158318) 

生産工程から廃棄される衣料のアップサイクルシステム(創造的利用)の構築。 

➡サステナブルファッションの新たな可能性としての社会的インパクト 

 

廃棄物削減・廃棄コスト削減・新商品販売収益の3つのメリットに加えて、B型障がい者就労施設の職域拡大や、「編み損じたことで未使用なまま廃棄されるもったいないゴミ」の活用でモノ・カネ・ココロの3側面のマイナスをプラスに転じる「心豊かなビジネス」の相乗的効果を実現することができた。 

 

障がい者就労施設で障がい者が丁寧な裁断をしてニットパーツに仕上げ、ニット工場に納入。高い技術力と経験豊かなプロ職人がひとつずつ色の組み合わせや形をデザイン・縫製をしてサンプル作り・見直し改良を重ねて商品化に成功した。 

 

「SDGsてらす」のコーディネート 

生産工程からの廃棄衣料➡ 障がい者 × プロ職人 × ボランティア  

➡ オリジナル新商品開発➡ふるさと納税返礼品などネット販売 

➡ 衣料のアップサイクルシステム構築 

 

*AMISONJIブランドの次の商品を検討中です。 

ご関心のある事業者・市民の方々、ご一緒にチャレンジしてみませんか。 

お問い合わせは「SDGsてらす」まで。